看護師が生活習慣病外来の仕事を選ぶ魅力

生活習慣病外来を専門とする看護師になると、ワークライフバランスを整えやすくなるという魅力があります。外来専門の仕事になるため、休診日には出勤する必要がありません。日曜祝日や夏季休暇、年末年始などを休診日に設定しているところであれば、家庭やプライベートの時間を確保しやすいでしょう。また、急患の対応もないため、残業もあまり長くない場合がほとんど。オンオフしっかりメリハリをつけられるのが魅力です。外来専門なので夜勤をすることもないため、生活リズムも整えやすくなり、子供が小さく夜勤が難しい育児中の看護師も活躍できます。また、ターミナルケアがないのも生活習慣病外来の特徴で、合併症が深刻になった場合には速やかに専門の診療科に回すのが基本です。患者の死をなかなか乗り越えられない看護師にとっては大きなメリットでしょう。

生活習慣病外来の仕事は、高度な医療機器の取り扱いが必要ないのも魅力です。患者と対話するスキルと、採血などの簡単な看護スキルがあれば十分で、あまりスキル面に自信がない看護師でもスムーズに現場に慣れることができます。しかし、これから大きな成長を遂げたいという看護師にとっても魅力があり、循環器や呼吸器、泌尿器などの色々な診療科で必要とされる知識を習得できます。幅広い知識と基礎的な看護技術を身につけて、他の診療科を専門とする看護師を目指すというキャリアパスも描くことができるのは生活習慣病外来の特色です。